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zoom RSS 日本生命と第一生命の「理念」の違いとは?

<<   作成日時 : 2015/09/06 19:37   >>

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 2015年3月期に売上高に相当する保険料等収入で日本生命保険が第一生命保険に抜かれ、日本生命が三井生命を買収するニュースが保険業界を震撼させました。
 東洋経済オンラインでは日本生命と第一生命の「理念」の違いについて解説する記事が掲載されていました。
保険が作られた理念は保険により互いに助け合う「相互扶助」のシステムとして創設され、「いつ」「どこで」誰に起こるかもしれない「万一」に備え、「ひとりは万人のため、万人はひとりのため」の考え方で互いにおカネを出し合って助け合うという仕組みでした。
 今回はこの「相互扶助」がどのように人間の遺伝子のなかに組み込まれ、現代の保険経営にまで関わっているのかという面から考えられています。
 しかし、はたして保険によって本当の安心・安全は得られるのだろうかということで、真の安心・安全を提供する保険会社のかたちとして相互会社と株式会社のどちらがいいのかといった問題から考えた記事が掲載されています。


日本生命と第一生命の「理念」の違いとは? 
( 東洋経済オンライン 2015/9/2 06:00 橋爪 健人 )
 保険は互いに助け合う「相互扶助」のシステムです。
いつ、どこで、誰に起こるかもしれない「万一」に備え、「ひとりは万人のため、万人はひとりのため」の考え方で、互いにおカネを出し合って助け合う。
それが保険の仕組みです。
 今回はこの「相互扶助」が、どのように人間の遺伝子のなかに組み込まれ、現代の保険経営にまで関わっているのか、を考えてみます。
 はたして保険によって本当の安心・安全は得られるのでしょうか。
真の安心・安全を提供する保険会社のかたちとして、相互会社と株式会社のどちらがいいのか、といった問題を考えてみましょう。


助け合わなければ生き残れなかった時代

 石器時代の人々は狩猟と採集で食料を得ながら、家族を中心とする数十人の共同体のなかで暮らしていました。
 彼らにとっては共同体に帰属していることが生き延びる唯一の術で、仲間から排除されることは即、死ぬことを意味しました。
生き延びるために何より重要なのが仲間の一員として認められることであり、その仲間たちと互いに助け合うことが絶対的な生存条件でした。

 このような環境が何百万年も続けば、私たちの遺伝子のなかに「相互扶助」のプログラムが培われ、組み込まれてくることは必然だったのでしょう。
 進化論は、なぜこの地球上には「生き残る種」と「消え去る種」がいるのか、その謎を解き明かそうとします。
子孫を残すことに成功した種が生き残り、そして次世代に引き継がれる。
この繰り返しの中から、いかに多種多様な「種」が誕生してきたかを、さまざまなアプローチで説明しようとします。
 『種の起源』(1859年)で有名なダーウィンから少し遅れて登場したロシアの思想家に、ピョートル・クロポトキン(1842-1921)がいます。
彼は、「相互扶助」にこそ、この謎を解くカギがあると考えました。
集団内でお互いが助け合うことのできる生物こそ生存競争を勝ち抜く能力に長けている、と言うのです。

 草原で夢中に草を食べるシカの集団も、外敵の襲来を互いに見張りながら仲間の動きをよく見ています。
そして仲間の一匹が敵に気付いた瞬間に、いつでも一斉に逃げる準備を怠りません。人間に近いサルの仲間は、さらに、集団内部の相互扶助意識が発達しています。
 敵に対しては共同で戦い、餌場に移動する前には斥候を出し、群れが撤退するときには背後の防衛を交代で分担するなど、さまざまな形で助け合います。

 クロポトキンは、歴史上は無政府主義者として有名です。
しかし『相互扶助論』(1902年)を出版した頃は、革命運動から身を引いて、亡命先の英国で研究に没頭していました。
 彼は、青年時代に参加したシベリアでの自然観察調査の体験から、動物の助け合いが生存競争を生き抜くために重要な役割を果たしていることに気付いていました。
 その考えを体系づけ、「相互扶助の本能が生物の世界全体を支配している。お互いに支え合うという原則をもっともしっかりと堅持している種こそが生き残り、そうでない種は衰退していく」と主張したのです。

 人間の「相互扶助」の強さは、すべての生き物のなかで群を抜いています。
誰でも井戸に落ちた子どもを見れば、たとえその子が自分の子でなくとも、とっさに助けなければならない、と感じます。
 この感覚はどこから湧いてくるものなのでしょうか。
クロポトキンは意識以前の本能に近いものである、と考えました。
太古の時代から人間の遺伝子のなかに組み込まれた「相互扶助」に根差している、と説くのです。


「共同体型」と「市場経済型」の2つの系譜

 さて、保険の基本理念のひとつが「相互扶助」です。
保険は歴史的にみると、世界各地の共同体のなかで自然発生した助け合いシステムから進化しています。
 この互いを助け合うという本源的な保険システムは、各地の土地柄や文化風土のなかで形を変え、現在も中国、インド、イスラム諸国などに根強く残っています。
 その意味において、この「共同体型の保険」は人間本来の本能に深く根差したものと考えることができます(第6回連載「保険は、胴元が絶対稼げる「不幸の宝くじ」だ」参照)。
 他方、17世紀以降、英国で始まった近代的な保険制度は、賭博から枝分かれして始まっています。(第2回連載「生命保険と賭博は、もともと兄弟だった」参照)こちらは確率論などに基づく高度な保険技術を開発し、その後の資本主義経済発展の波に乗り成長してきました。いわば「市場経済型の保険」と呼ぶことができます。

 理念上「共同体型」の系譜に属するのが相互保険会社や共済などです。
一方で「市場経済型」の血筋にあたるのが株式会社形態の保険です。
 現在の世界の保険を鳥瞰すると、大半が「市場経済型」で占められており「共同体型」はわずか1割、というデータもあるようです。
ただこの2つは、あくまで理念上の区分に過ぎず、現実の保険の世界は両方が混在しており、明確に分けられる実態ではありません。

 英国で誕生した「市場経済型の保険」を大きく保険産業として発展させたのは米国ですが、その一方で、保険本来の理念である「相互扶助」へのこだわりを強く残したのも米国でした。相互保険や共済を発展させたのも米国です。
 そのため米国の伝統的な生命保険会社には、最近まで相互会社の形態をとる保険会社が多く見られました。
日本の県民共済や農協共済などの共済制度は、やはり米国で始まり日本へ移植された考え方です。
 1990年代以降、欧米諸国で相互会社が株式会社へ転換する動きが見られました。
市場経済の中で保険事業を絶え間なく拡大成長させるためには、株式会社のほうが経営戦略上優位性が高い、と考えられたからです。


日本でも株式会社への転換が相次いだ

 遅ればせながら、21世紀に入り日本でも同様の動きが現れます。
大同生命、太陽生命、三井生命、そして2010年には大手生保の第一生命が相互会社から株式会社へ転換しています。
 第一生命は明治時代に創立された日本で最初の相互会社でした。
いわば創業の理念を捨てて株式会社へ移行したわけです。
 生保業界トップの座を長らく守ってきた日本生命が、収入保険料ベースで第一生命にその座を明け渡した、と最近話題になっています。
 株式会社化した第一生命が、M&Aなどの戦略を自由に展開できたことが、その逆転の理由のひとつと言われています。日本生命は現在のところ、相互会社形態を堅持すると表明しています。

 先日、今度は日本生命が三井生命を買収することにより再度トップへ、との報道がありました。戦略上の判断はともかく、相互会社のまま三井生命を子会社化することの理念上の意味合いがよく見えませんが、激しい首位攻防戦が続いています。
 今後、業界首位の座の争奪戦、業界の再編問題とも絡みながら、相互会社か株式会社かの形態論争が再燃する可能性が出てくるように思われます。
この形態論争はこれまで、経営戦略の優位性やガバナンスの問題に終始しがちでした。
 それも大事ですが、何よりも考えるべきは、消費者の視点です。
保険の理念も大切ですが、結局のところ、保険商品や保険サービスを選ぶのは消費者ですから、この視点こそが重要です。

 保険業の本質がリスクの引受けにあるということから考えると、株式会社のほうが多様なリスクに対応しやすい、という利点があります。
 たとえば、航空機やロケットのリスクは株式会社でないとなかなか引き受けられません。
この種のリスクは発生確率を予測しにくいために相互会社では引受が難しいのです。
相互会社が対応できるのは、主として「大数の法則」(第12回連載「保険に潜む確率論、くれぐれもご注意を」参照)が働きやすいリスクに限られるからです。


多くの人は会社の形態で保険を選ぶわけではない

 市場経済システムが個人の合理的な消費行動を前提としている以上、このシステムにマッチしている株式会社形態の保険会社が今後とも広がりを見せることは必然の流れと言えましょう。
多くの消費者は会社の形態の違いで保険を選びません。
価格とプラン内容で経済合理的に保険を選ぼうとします。
 進化論的に「互いに助け合う」ことが人間の本質であったとしても、たとえ「相互扶助」が保険の基本理念だとしても、消費者がそれを選ばなければ、理念倒れ、掛け声倒れに終わってしまうからです。

 冒頭で述べたように、私たちの体には「相互扶助」の遺伝子が組み込まれています。
何百万年もの間、共同体のなかで仲間と助け合いながら生きていくことが、日々、安心・安全に暮らすたったひとつの拠り所でした。
 この感覚はわずか数百年で変わるようなものではありません。
お互いが助け合える、信頼できる仲間に囲まれていないと不安で仕方がないのが人間です。
保険に入っていても、なぜか本当に安心・安全な気持ちになれない理由はここにあるのです。
 これからは、相互扶助の理念が背景の「共同体型保険」と、資本主義の合理性が前提の「市場経済型保険」をうまく融合させていく、新しい保険の形が望まれます。
 そのどちらかが欠ければ、「保険産業」がいくら人々に安心・安全を提供したいと願っても、心からの安らぎを与えることはできないと思うのです。

最終更新日:2015/9/2 17:25

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