【消えない衝撃 リーマン・ショックから1年】塗り替わる金融地図

昨年のリーマンショックでは米国の金融界に激震が走り、経営破たんを起こした企業が数多くありました。
本日付の産経新聞から米証券大手リーマン・ブラザーズ破綻が日本に伝えられた昨年9月16日からAIGスター生命保険社長、友野紀夫氏の長い一日が始まり、危機は同社の親会社である米保険大手AIG(アメリカン・インターナショナル・グループ)に迫っていたために、友野氏はこの日の予定をすべてキャンセルし、外電で流れる情報は時間を追うごとに深刻さを増し、AIGの連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の申請が現実味を帯びてきたそうです。
この件について配信された記事については、下記に掲載した通りです。



【消えない衝撃 リーマン・ショックから1年】第2部 塗り替わる金融地図(上)
(産経新聞9月16日7時56分配信 )


外資の凋落“再鎖国化”兆し 

 米証券大手リーマン・ブラザーズ破綻(はたん)が日本に伝えられた昨年9月16日。AIGスター生命保険社長、友野紀夫(55)の長い一日が始まった。

 危機は同社の親会社で、米保険大手AIG(アメリカン・インターナショナル・グループ)に迫っていた。
友野はこの日の予定をすべてキャンセル。
外電で流れる情報は時間を追うごとに深刻さを増し、AIGの連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の申請が現実味を帯びてきた。


 2度目の危機

 「明朝、とんでもないことになるかもしれない」

 友野の脳裏によみがえったのは、平成12年当時の苦い思い出だった。

 経営基盤の弱い保険会社が次々と市場からの撤退を迫られ、AIGスター生命の前身である旧千代田生命は生保として初の更生特例法の適用申請に追い込まれた。
経営企画担当幹部だった友野はひそかに経営破綻の準備を進め、AIG傘下での再建を模索した。

 その再建が軌道に乗ったところに発生した親会社の経営危機…。
友野は自ら電話をかけ、企画担当の社員を招集し、顧客に冷静な対応を呼びかける文書の作成など17日午前2時すぎから準備作業に入った。

 結果として米政府が約9兆円の公的資金注入によるAIG救済を決定し、最悪の事態は避けられた。
それでも不安を感じた契約者から問い合わせと解約の相談が殺到したが、契約者への訪問説明などを繰り返し、なんとか混乱を収拾した。

 「9年前の経験が生きたのは間違いない」と友野は振り返る。
その後、AIGはスター生命など日本法人の売却を決めたが、売却先はまだわからない。
友野は「自分たちで自分たちの会社を守るほかない」と社員に呼びかけ、新たな事業の開拓に乗り出している。


 振り回されて

 1990年代、バブル崩壊後の不良債権処理に苦しむ日本で勢力を伸ばしてきた外資だが、AIGに限らず、その凋落(ちょうらく)ぶりは目を覆うばかりだ。

 3大証券の一角、日興コーディアル証券を手中に収めた米金融大手シティグループもそのひとつだ。
リーマン・ショックをきっかけに日興コーデなどを三井住友フィナンシャルグループに売却した。

 「ずっと振り回され続けた2年半だった」

 日興幹部はシティ傘下の時代をこう総括する。
人事や待遇をめぐってシティと日興の間で摩擦が絶えず、有能な人材が続々と他の証券会社などに流出した。
幹部は「言葉の問題も大きかったし、企業文化や考え方が違った」と振り返る。

 破綻した旧山一証券を引き継いだ米証券大手メリルリンチも、日本での事業展開に苦労している。
運用次第で受取額が変わる変額年金保険は外資の得意分野だったが、この分野で首位だった米ハートフォード生命保険、オランダのING生命保険が今年度になって次々と事実上の撤退を決めた。


 失われた刺激

 「『まず売り上げ、利益ともに15%成長しろ』が哲学だった。ビジネスチャンスとみれば徹底的にやる。そのDNAはすごかった」。
友野がAIGの経営をこう評するように、外資の参入が閉鎖的だった日本の金融機関に大きな刺激を与えてきたのは事実だ。

 外資の刺激を失ったいま、高い保有契約に支えられた日本の生保業界には高コスト体質を改善して苦手の分野を開拓し、国際競争力をつけようという意欲が失われているようにもみえる。
銀行の窓口販売では、外資が得意とした変額年金に触手を伸ばすことはなく、得意とする定額年金の売り込みをかける。
AIG傘下の生保の買収に名乗りを上げる気配もない。

 金融グローバリゼーションの功罪が問われるなか、日本の金融業界には“再鎖国化”の兆しがあらわれているのかもしれない。
=敬称略

                   

 米国発の世界的な金融危機は、日本国内でも金融地図を大きく塗り替えた。
外資系金融機関が日本市場から次々と撤退する一方、日本の金融機関は外資を取り込み、国際金融市場での基盤強化をもくろむ。
リーマン・ショック後の金融業界の動きを追った。
最終更新:9月16日7時56分



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