明治安田生命が歩合給をやめ生保営業を固定給にし収入安定
明治安田生命保険は2022年度から営業職員の毎月の給与を全額固定給に切り替え、契約実績に応じて毎月変動させていた歩合給をなくし、毎月の収入を安定させることで人材の確保と定着を図ることを報道機関より配信されました。
新型コロナウイルスの感染拡大下では従来の対面による営業が難しくなり、収入の不安定さが浮き彫りになっているため個々の成果を賞与に反映することにしたそうです。
生保営業を固定給に 明治安田生命、歩合給やめ収入安定
( 日本経済新聞 2021年2月12日 1:00 (2021年2月12日 5:27更新))
明治安田生命保険は2022年度から、営業職員の毎月の給与を全額固定給に切り替える。
契約実績に応じて毎月変動させていた歩合給をなくし、毎月の収入を安定させることで人材の確保と定着を図る。
新型コロナウイルスの感染拡大下では従来の対面による営業が難しくなり、収入の不安定さが浮き彫りになっていた。
個々の成果は賞与に反映する。
生保業界全体では23万人の営業職員がおり、大型の契約や多くの顧客を獲得した優秀な職員の場合は歩合給が固定給を上回る。
全額歩合給とする会社もある。
処遇が安定せず、2年以内におよそ半数が離職してしまうことがコロナ禍前から問題となっていた。
明治安田生命は約3万6000人の営業職員を対象に歩合給部分を定額で支給する方式に切り替える。
職位に応じて基本給を設定し、1年間の勤務態度や実績の評価を上乗せして決める。
1人あたりの給与は従来と同水準を保つ。処遇の安定で定着率を引き上げ、デジタル技術などを活用した営業改革を進める。
成果には賞与を増やして報いることとし、賞与の回数は現在の年2回から4回に増やす。賞与も含めた給与の総額は増やす方向で調整している。
21年度は新制度で職員を評価する移行期間とし、22年度から導入する。
生保大手は対面営業を主力としており、20年4~5月の緊急事態宣言期間中は感染拡大防止のため営業活動を一斉に自粛した。
営業職員の収入の落ち込みには給与補償で対応したが、明治安田生命は給与制度を抜本的に見直し、処遇の安定を前面に打ち出す。
生保の営業は戦後間もないころから主婦らが担い手となってきた。
歩合給が多い給与制度は夫に安定した収入がある家庭環境を前提としている側面もあった。
勤続年数による賃金の上昇や終身雇用など夫の収入の安定を支えてきた慣行も揺らいでおり、変動の大きい給与制度を受け入れにくい人も増えているようだ。
コロナ禍では歩合給の多いタクシードライバー、不動産営業員なども緊急事態宣言以降に給与が減少した。給与の補償制度などを設けた会社もある。
人手不足にも対応するため、こうした職種の給与制度の見直しが広がる可能性もある。
一方、これまで年功序列で給与を決めていた大企業では、職務範囲を明確にして成果で評価する「ジョブ型雇用」の導入を目指す動きが相次ぐ。
コロナ後の新常態を見据えた給与制度の構築は、日本企業全体の課題となっている。

新型コロナウイルスの感染拡大下では従来の対面による営業が難しくなり、収入の不安定さが浮き彫りになっているため個々の成果を賞与に反映することにしたそうです。
生保営業を固定給に 明治安田生命、歩合給やめ収入安定
( 日本経済新聞 2021年2月12日 1:00 (2021年2月12日 5:27更新))
明治安田生命保険は2022年度から、営業職員の毎月の給与を全額固定給に切り替える。
契約実績に応じて毎月変動させていた歩合給をなくし、毎月の収入を安定させることで人材の確保と定着を図る。
新型コロナウイルスの感染拡大下では従来の対面による営業が難しくなり、収入の不安定さが浮き彫りになっていた。
個々の成果は賞与に反映する。
生保業界全体では23万人の営業職員がおり、大型の契約や多くの顧客を獲得した優秀な職員の場合は歩合給が固定給を上回る。
全額歩合給とする会社もある。
処遇が安定せず、2年以内におよそ半数が離職してしまうことがコロナ禍前から問題となっていた。
明治安田生命は約3万6000人の営業職員を対象に歩合給部分を定額で支給する方式に切り替える。
職位に応じて基本給を設定し、1年間の勤務態度や実績の評価を上乗せして決める。
1人あたりの給与は従来と同水準を保つ。処遇の安定で定着率を引き上げ、デジタル技術などを活用した営業改革を進める。
成果には賞与を増やして報いることとし、賞与の回数は現在の年2回から4回に増やす。賞与も含めた給与の総額は増やす方向で調整している。
21年度は新制度で職員を評価する移行期間とし、22年度から導入する。
生保大手は対面営業を主力としており、20年4~5月の緊急事態宣言期間中は感染拡大防止のため営業活動を一斉に自粛した。
営業職員の収入の落ち込みには給与補償で対応したが、明治安田生命は給与制度を抜本的に見直し、処遇の安定を前面に打ち出す。
生保の営業は戦後間もないころから主婦らが担い手となってきた。
歩合給が多い給与制度は夫に安定した収入がある家庭環境を前提としている側面もあった。
勤続年数による賃金の上昇や終身雇用など夫の収入の安定を支えてきた慣行も揺らいでおり、変動の大きい給与制度を受け入れにくい人も増えているようだ。
コロナ禍では歩合給の多いタクシードライバー、不動産営業員なども緊急事態宣言以降に給与が減少した。給与の補償制度などを設けた会社もある。
人手不足にも対応するため、こうした職種の給与制度の見直しが広がる可能性もある。
一方、これまで年功序列で給与を決めていた大企業では、職務範囲を明確にして成果で評価する「ジョブ型雇用」の導入を目指す動きが相次ぐ。
コロナ後の新常態を見据えた給与制度の構築は、日本企業全体の課題となっている。

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この記事へのコメント
会社は、何も言ってきませんが、コロナ関連の話聞いて?
知人からWi-Fiの件で会社にお邪魔してコロナもあり会議室に通され
マスクして距離を置き座って要件終わり帰宅。
数日して保健所から突然電話ありPCR検査受けてくださいと理由が
Wi-Fiで対応した方がコロナ感染者で濃厚接触者とは言えないが?
準濃厚接触者としてPCR受けてくださいと連絡あり1月の出来事ですが、結果陰性で・・寒い中病院での検査では無くテントで待たされ完全防備したDr来て鼻に綿棒入れられたらしく
それ聞いて・・・三密で面談して契約なんで
保険業はしばらくコロナワクチン終えてから活動
廃業の案内来たら素直に廃業します。
郵便局の影響もあり下手にトラブルしてまで販売は避けるべし
固定給の方が販売する側も安心して仕事ができます
歩合は納得できますね
いつもコメントをありがとうございます。
現在のコロナ禍での対面などを要する営業活動には限界があると思っています。
今日、UPした住友生命の生保営業「ノルマ未達なら雇用打ち切り」の無惨 年間4万人が辞めていく背景に何があるのかで営業職員の記事を掲載しましたが、記事に書かれている内容が本音であり、保険業界の現状だと思っています。
コロナ禍での営業は大変厳しいものがあると思っていますし、コロナ禍の後の保険営業がどうなっていくのかも今後の動向を見なければ判断が難しいと思っています。
>がくがくダックさん
>
>昨年少額短期保険で保険業再開して即コロナ・・・昨年10月~募集活動はせず売上も上げてません。代理店規定もあるのですが?
>会社は、何も言ってきませんが、コロナ関連の話聞いて?
>知人からWi-Fiの件で会社にお邪魔してコロナもあり会議室に通され
>マスクして距離を置き座って要件終わり帰宅。
>数日して保健所から突然電話ありPCR検査受けてくださいと理由が
>Wi-Fiで対応した方がコロナ感染者で濃厚接触者とは言えないが?
>準濃厚接触者としてPCR受けてくださいと連絡あり1月の出来事ですが、結果陰性で・・寒い中病院での検査では無くテントで待たされ完全防備したDr来て鼻に綿棒入れられたらしく
>それ聞いて・・・三密で面談して契約なんで
>保険業はしばらくコロナワクチン終えてから活動
>廃業の案内来たら素直に廃業します。
>郵便局の影響もあり下手にトラブルしてまで販売は避けるべし
>固定給の方が販売する側も安心して仕事ができます
>歩合は納得できますね
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