ネット専業保険ライフネットやアクサダイレクトが赤字で岐路に!

 現在、インターネット専業保険業界では営業職員を抱えない新しいビジネスモデルで一時は「時代の寵児(ちょうじ)」ともてはやされていたライフネット生命保険などが岐路に立たされていることが報道配信されていました。
ライフネット生命保険などでは2012年の上場以降は赤字基調が続き、実店舗での販売に乗り出すなど戦略を転換し始めていたのですが、同時期に参入したアクサダイレクト生命保険も赤字から抜け出せない状況にあるようです。


ネット専業保険、赤字で岐路 ライフネットやアクサダイレクト
( 日本経済新聞 電子版 2017/8/17 0:00 )
 インターネット専業保険が岐路に立っている。
営業職員を抱えない新しいビジネスモデルで、一時は「時代の寵児(ちょうじ)」ともてはやされたライフネット生命保険。
だが2012年の上場以降は赤字基調が続き、実店舗での販売に乗り出すなど戦略を転換し始めている。
同時期に参入したアクサダイレクト生命保険も赤字から抜け出せない状況だ。
 「まさかライフネットが参入するなんて」。
ライフネットが今月から取り扱いを始めたがん保険について、生保業界で驚きが広がった。
12年に岩瀬大輔社長(当時は副社長)自らが筆を執った書籍「がん保険のカラクリ」。
そのなかで、既存の保険会社が扱うがん保険の保障内容などについて批判していたからだ。

 岩瀬社長は「時代の変化に合わせてライフネットのあり方を再定義したいと思った」と参入の理由を話す。
同社の場合、病気などで働けなくなった際に保険金が出る「就業不能保険」の支払い理由の約6割はがん。
共働き世帯の増加で働きながらがんを治療する人も増えており、既存の商品だけでは不十分と考えた。
 戦略の変化を象徴するのはがん保険だけではない。
同社はもともと「生保レディー」を軸に対面販売が中心の生保業界で、非対面を前面に打ち出した。
だが15年にKDDIと資本提携。携帯の販売店などを通じ対面販売を始めた。
「従来は都市部のIT(情報技術)に詳しい層が中心だったが、全国にも販売網が広がった」(岩瀬社長)といい、販路を多角化する。

 対面販売に重きを置き始めたのは、08年にネット専業保険に参入したアクサダイレクト生命も同じだ。
現在は地方銀行など11行と提携しており、銀行窓口で保険を紹介し契約増に結びつけている。
オリックス生命保険や楽天生命保険など「ネット兼業」型の保険会社の参入が相次ぎ「ネット販売だけで契約を増やすのは限界」(アクサダイレクト)と判断。
47都道府県全地域をカバーすることを目標に、今後も金融機関との提携を増やす考えだ。
 08年に2社が市場に参入して今年で10年目に入った。ネットとリアルの垣根が崩れるなか、どのように大手と差別化し独自色を出していくか。
改めてその立ち位置が問われている。

(佐藤初姫)

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